実家でなんの指導痕跡もない本を見つけました。
確かに誰かの指示で、…多分先生に言われて、自分で買いに行ったのを覚えています。
いつも本は与えられていたのに自分で買いに行くのは初めてだったのも覚えています。
子どもの時のことは割合よく覚えているのに、私は先生のことも、レッスンのことも、不思議なくらい何にも覚えていません。
その本が小学生、中学生が弾くレベルなので今の私には丁度いいと思って持って帰ってきました。
それにしても、真っ白。何も指導されていないのです。
どうして買いに行ったのでしょう?
配信動画で調べて難易度順に並べて易しい順に練習していました。
配信動画で全曲聴けるのを知って家事をしながらBGMにしていたら、15曲目を聴いた時に、
「私これ、弾ける!!!」
と強く思いました。
慌てて折りたたみ🎹を広げ、本を置いて。。。
再開して2カ月近く。必要な筋肉も無くなっているし、読み方もわからなくなっていて、基礎の基礎だけをやっていたのに、普通に弾けました。
認知症の人たちが普通に弾けるようになる動画を見たことがありましたが、まさか自分がこんな体験をするとは…。
多分数回だけ出たことのある勉強会で弾いたようで、ボーッとしていると暗譜した状況で弾けます。でも逆に「弾いてやるぞ」と力むと全然弾けません。
どの先生にいつ習ったのか分かりませんが、過去の先生、頑張った自分、習わせてくれた両親に感謝。感謝。
時間がきて出勤しました。
途中の駅で盲目の方が付き添われて乗車してきました。
付き添いの方は見ず知らずの方だったらしく、お礼を言って離れました。
私の真ん前に座り、何やら色々話し始めました。突然はっきりと。
私の名前とおめでとうを言われました!
ええええ???…聞き違い?
いくつか目の駅で立ち上がったので今度は私が付き添いをして電車の外にいた別の方に引き継ぎました。
珍なこともあること!
職場で同僚と話して楽しんだ朝でした。
女性だとキャアキャア盛り上がるのですが、帰ってオットに言ってみると「ない」と否定されたのでした。